2022-03-01 他の動物と生きること
言葉のようなもので会話をかわさなくても、近づいてくれば熱や匂いを感じ、からだのあらゆるあり方や方法でその様子をしる、まさに生々しくて色っぽくて突き抜けてまっすぐ。
動物のそばにいるとき、なぜかその動物が自分を受け入れ、自分がどうにかしてその動物の内側を探ろうとしているようなことを、人間同士のことばのあるコミュニケーションの感覚内で処理したくないのに、そこからはみ出ることを「不思議」という言葉でしか表しようもなくてもどかしいことがある。
言い表す必要などなくてただそれに見とれたり可笑しかったり伝わって来た気がすることに従ってみるだけで良いのかもしれないのに。
大きな動物が自分に気を許し、一緒に生きてくれるとはどういうことだろう。
鳥の胸毛よりは冷いやりして、柔らしゅうして。あの藤の花房ちゅうはなぁ。